夏日のような日差しから雨の日が続き、いよいよ梅雨入りかと思われる6月に入りましたね。

さて、今週は「歯と口の健康週間」となります。

厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施している週間です。

令和７年度は６/４〜６/１０が「歯と口の健康週間」となります。

この週間は、歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図ります。

併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進に寄与することを目的とされています。

その歴史は長く、1928年（昭和3年）から1938年（昭和13年）まで日本歯科医師会が、「6（む）4（し）」にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施していました。

1939年（昭和14年）から1941年（昭和16年）までは「護歯日」、1942年（昭和17年）に「健民ムシ歯予防運動」としていましたが、1943年から1947年までは中止されていました。

ところが、1949年（昭和24年）にこれを復活させる形で「口腔衛生週間」が制定されました。

1952年（昭和27年）に「口腔衛生強調運動」、1956年（昭和31年）に再度「口腔衛生週間」に名称を変更します。

1958年（昭和33年）から2012年（平成24年）まで「歯の衛生週間」、そして2013年（平成25年）より「歯と口の健康週間」になっています。

それでは「歯と口の健康週間」はどのようなことが行われているのでしょうか。

全国各地で独自に啓発イベント等を展開しています。歯に関するクイズやキャラクターショー、歯に良い料理試食や歯と口の健康相談・口腔がん検診、食習慣の診断・指導。

地方自治体によっては発育歯科検診、むし歯予防のための歯磨き指導、入れ歯相談などが実地されています。

また、親と子のよい歯のコンクール、高齢者のよい歯のコンクール、図画ポスター及び標語コンクール、など各地で様々な趣向を凝らして実施しています。

龍ケ崎市では、6/6金曜日に学校給食にて「かみかみ献立」が実地されました。

イベント等に行かれない方もご自宅で気軽に「歯と口の健康週間」に参加できる方法もあります。

日本歯磨工業会のホームページには日ごろのお口のケアの他に、年代別歯のお口のケアのコツ、歯にまつわるＱ＆Ａ、歯を磨かない子どもに歯磨き電話、などたくさんのコンテンツが公開されています。

「歯を磨かない子どもに歯磨き」電話は特別なアプリは必要なく、ホームページから使用することができます。

鬼や妖精から電話がくるとなると、子どもたちには良い効果になりそうですね。

この期間に特別なにかしないといけないというわけではありません。

いつもの歯磨きに少しプラスすることが「歯と口の健康週間」につながりますから、鏡を見て歯を磨く・補助的清掃用具（歯間ブラシなど）など普段億劫になってしまうことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ぜひ今週は「歯と口の健康週間」としてみてください。