9月1日は、「防災の日」です。1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災に由来します。

大震災から100年がたちました。

また、最近では「南海トラフ」の危険性も高まっていますので、震災時の意外と知られてない2つの行動についてお話したいと思います。

 

震災は、いつどこで起こるか分からないからこそ、日ごろの備えが非常に重要です。

では実際に巨大地震が起きたときにするべき行動はなにか?

 

停電が起きて避難所に避難を余儀なくされた時。あなたは何をしますか?

災害グッズの確保や貴重品などの携帯、色々とやるべきことはあるかと思いますが意外と知られていないのが

ブレーカーを切る」ということです。

避難中に電気が復旧したとき、起こりうるのが通電火災。その通電火災を防ぐためブレーカーを切るのです。実は地震による火災でこの原因の火災が多いのです。

ではもう一つ。

あなたがエレベーターに乗っていたとします。揺れを感じた時あなたはどうしますか?

この場合「全ての階のボタンを押す」ことが最善策です。地震を察知したときには全ての階のボタンを押し、最寄り階で降りること。そして階段を使い避難をする。これがベストな行動です。

地震によるエレベーター内の閉じ込めも意外と多く、巨大地震の場合、救助や復旧にも時間がかかり結果的に避難することすら出来ずその場で待機なんてこともあり得ます。

まだまだありますが、知っておくのと知らないのとでは実際に地震が起きたときにする行動が変わってきて、結果的に命に関わります。

 

共有しとくべきこと

大震災発生時、電話はほぼ間違いなくつながらなくなります。

ぜひ、家庭や職場で「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言板(web171)」について、改めて情報共有しておいてほしいと思います。

 

何事も「知識として知ってること」と「実際に出来ること」は、思った以上にかけ離れているもの。防災は、意識や知識もさることながら、行動が何より重要です。平時に出来ることは、後回しにせず、すぐに対応しておく。言うは易しですが… 自戒を込めて。