6月もあっという間に終わりが近づき、もうすぐ夏がやってきますね!

 

6月といえば子供たちは学校で歯科健診を受けます。

結果はどうでしたか?

学校歯科健診で診断結果をもらって見てみると何やら難しい用語がたくさんあります。

 

しかし歯科受診報告書を学校に提出しなければならなかったりと忙しいですよね。

『とにかく歯医者に行かなくちゃ!』

『虫歯が無いからそのままで良いか…』

と、診断結果の内容がいまいち分からない状態でこのようになっていませんか?

 

こちらは茨城県の歯科医師会が学校歯科健診を行った際に保護者の皆様に配布する『診断結果の例』です。

今日はここにある、CO(シーオー)要観察歯とはどのような状態であるかを説明します。

 

CO(シーオー)は所謂むし歯になりそうな歯の事です。

CO……Questionable Caries under Observationの略記号として用いています。

ちなみにむし歯はC(シー)…Caries(カリエス)と呼びます。

 

むし歯・C(シー)と要観察歯・CO(シーオー)はどのような違いがあるのでしょうか。

とても簡単にいうと歯に明らかなむし歯の穴があるか、無いかです。

 

要観察歯・CO(シーオー)は主として視診にてう窩(むし歯の穴)は認められないが、むし歯の初期症状を疑わしめる所見を有するもの。
このような経過観察を要するものとされています。

 

具体的には

要観察歯だけどむし歯じゃないから歯医者に行かなくても良いじゃないか…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

いいえ、要観察歯だからこそ歯科を受診してください!

 

そもそもなぜ要観察歯になったのか…その原因は日頃の生活習慣と歯磨きの仕方にあります。

朝、学校へ行く前に歯磨きをしていますか?

おやつやジュースをダラダラと食べていませんか?
おやつの後に歯磨きをしていますか?

子供の歯磨きの仕方を把握していますか?

夜の仕上げ磨きを毎日していますか?
高学年になってもしていますか?

 

私たちはお子さんが受診された際には以上のような事を保護者の方にお伺いしています。

そして、お子さんに合わせた歯磨き指導を行っております。

このように歯科受診をきっかけに原因の究明、改善が出来ます。

基本的な生活習慣づくりの一環として、食後の歯みがきの習慣が定着するようにすることは大切です。

そしてそれには歯科医師や歯科衛生士の介入が必須です。

 

歯磨きや間食のとり方などについて、家族みんなで話し合い、家族ぐるみで実践していきましょう!