歯周病を引き起こす4つの因子

今回は環境因子(生活習慣)についてお話しします。

▪️環境因子(歯周病にかかりやすくなる環境)
環境因子には喫煙、ストレス、食生活、栄養、薬物等があります。

喫煙                         

タバコに含まれるニコチンは歯茎の血液の流れを悪くし歯茎に十分な酸素や栄養を行き渡らせなくなります。そのため歯周組織は栄養不足になり歯周病細菌に対する抵抗力が低下し、歯周病を重症化させます。
また唾液の分泌量も抑えてしまうためプラーク(歯垢)や
歯石を付きやすくします。
喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病に罹患しやすいことが報告されています。

・ストレス

ストレスを抱えていると体の抵抗力が下がり細菌に感染しやすくなります。また生活習慣(歯磨き、喫煙、食生活)が変化するとこで歯周病が悪化しやすい状態になります。

・食生活

不規則な食事や栄養の偏りは歯周組織の抵抗力を弱め全身の健康に悪影響を与えます。また甘い物、柔らかい物は歯につきやすく歯周病の原因であるプラーク(歯垢)を増殖させやすくします。

・薬物

てんかん、高血圧などの治療薬として使用される薬剤によって歯肉増殖症が誘発されることがあります。
また常用薬によっては唾液の分泌を低下させ口腔内の自浄作用が低下し歯周病の進行に影響を与えます。

日常の生活習慣や定期的な歯科受診の有無と深く関わっていますので、生活習慣を見直し歯科治療することで歯周病のリスクを改善出来るかもしれません。自分の体やお口の状態を知ることが大切です。